ブラウス・シャツ・婦人服の縫製技術を強みに、長きにわたり国内主要メーカーの商品製造を請け負ってきた株式会社美装いがらし。「アオ」は、そのファクトリーブランドとして平成16年経済産業省の支援を受けてスタートした。着心地の良いガーゼ素材に特化した商品は注目を集め、2012年には企画・製造・販売までを一括して行う株式会社アオとして分社化した。
“心地よさをつくる”というヴィジョンを掲げる同社の強みのひとつが、日本屈指の紡績会社との強固な関係性をベースにした独自天然素材の開発。2005年に代官山にオープンした「ao daikanyama」は、上質な着心地を求める女性や乳児の健康を気遣うママたちから愛される存在となっている。同店舗での情報発信を起点に、これまで約70もの企業や団体とコラボレーションを実現。上質なイメージを大事にする飲食チェーンの制服に採用されるなど、企業からの依頼も増えている。
社会課題にも積極的に目を向け、繊維原料国内自給率がほぼ0%の現状を打破すべく、無農薬の綿花栽培プロジェクトをスタート。さらには乳がん患者向けのインナーをブランド化するなど、その勢いは留まる気配がない。
「ものづくりと同じく情報を伝えることが大切」と、アオの代表取締役 五十嵐昌樹氏。最終更新日: 2020年05月26日
| 事業所名 | 株式会社 美装いがらし |
| 業種 | 製造業 |
| 業種詳細 | 繊維工業 |
| 取扱品目・事業内容 | レディース・ベビー衣類の企画及び製造 |
| 代表者名 | 五十嵐 紘英 |
| 住所 | 941-0003 新潟県糸魚川市中宿942 |
| TEL. | 025-555-2300 |
| FAX. | 025-555-4278 |
| bisou@po5.nsk.ne.jp | |
| URL | http://bisou-igarashi.com |
| 資本金 | 20000000円 |
| 拠点営業開始日 | 1967-11-01 |
| 従業員数 | 62名 |
ao daikanyamaのディレクションは元雑誌編集者に託した。
先進繊維・感性工学科をもつ信州大学と産学連携し、ガーゼ素材の着心地に関する実証実験を実施、着た人のストレスを下げるという効果が確認された。
定番商品を長く売る経営戦略で生産をスマート化。年100万トンが廃棄されると言われるアパレル業界にあって、これまでにaoは、製品の廃棄を一枚も出したことがない。