集成材、住宅部材の加工販売を主業務とするバウテックは、1998年創業。独立前、中国の同業者との競争に不安を感じながら視察したのが「ベルリン国際建築専門見本市(バウテック)」。ヨーロッパの木工のレベルに驚き「独自の技術を培い、品質を高め続ければ戦える」と決意したことが社名の由来だ。高い技術を活かす主戦場として首都圏を選び、現在も7、8割が県外での売上。創業直後から中国への技術指導を実施しており、地道に築いた信頼関係がよい仕入れ先の確保にもつながった。
同社が選ばれてきた理由は、特殊形状の木製品加工で実績を重ねてきたこと。特に、らせん階段に使われる3次元手すりの加工は全国から指名が来る。杉並区立杉並芸術会館(座・高円寺)の異次元感を強く印象づけるらせん階段も、同社の手によるものだ。最後は、職人の勘で仕上げられた仕事は高く評価され、多数の高名な建築に携わる機会にもつながっている。
今後は、若手社員への技術伝承に力を入れるとともに、若手の活躍の場をつくるべく最新鋭のヨーロッパ製加工機の導入を決断。これまでも、未知の仕事に多数取り組んできた同社。新たなツールを手に入れて、さらに挑戦を続けていく。
最終更新日: 2021年02月18日
事業所名 | バウテック有限会社 |
業種 | 建設業 |
取扱品目・事業内容 | 集成材、住宅部材の加工販売 |
代表者名 | 猪又 行雄 |
住所 | 941-0069 糸魚川市南寺島2丁目1番1号 |
TEL. | 025-552-3923 |
FAX. | 025-552-3834 |